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2008年09月08日●第 39 話
マニマンは家のドアについている小さな魚眼レンズの穴から向こうをよく覗きます。大きな空間がすっぽりと収まって、別世界のように見えるのが面白いからです。そう言えば望遠鏡も同じような穴ですが、今日はミヨーナ夫婦が天体望遠鏡をいつか買いたいと言いました。※ ●マニマンの思い出すっ記 6 去年の3月下旬のことですが、マニマンは、マミー・ママンの喜寿の祝いで親戚一同が集まった1泊の温泉旅行に行きました。マニマンは泊まった部屋から廊下に出た時、飛ぶ鳥の形を透かし彫りした板が窓に貼ってあることに気づきました。その鳥穴の向こうには、うららかな春色の山辺が見えました。ホテルはその風景が別段取り立てて美しくないと思って、そのような板で窓の大部分を隠そうとしたのでしょうか。それともお客さんにマニマンがしたように鳥穴から外を覗いてほしかったのでしょうか。ともかくマニマンはその「謎の気がかりなモノ」がとても気に入り、鳥穴から見える景色の中で飛ぶ鳥の気分に同調しながら、UKIUKIした気分で風呂場に向かいました。
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