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2008年09月03日●第 34 話
心をいつも優しくオープンな状態にしていれば、向こうから何でもやって来てくれるでしょうか。それはわかりませんが、マニマンは毎日の散歩中に必ず新しい出会いがあるところ、心をオープンにしていると言えるかもしれません。そのオープンさはニンゲンに対して持つべきですが、『おにおにっ記』にはニンゲンの顔を載せるのはまずいですから、ニンゲンは話題の優先順位が低いのです。それはそうと、生の存在はすべてオープンです。日陰の花も、心がブラインドでないからこそ、こそっと咲くのです。マニマンはニンゲンでも同じだと思いますが、日向も日陰も面白くないと思い詰めて、世間ではジゴロシする者が増えています。でも植物はどうあっても生き抜こうとします。日陰に育つ雑な草は特にそうです。マニマンの散歩道のとある石塀の裏側に、ごく狭い隙間があります。そこは日が射さないのに、雑草がミッドミドリ色で生い茂っているのが見えます。どんな悪条件でも植物は日を目指して伸びるのです。はははは、逆光を行く逆境のマニマンも同じかな? ともかく、マニマンはそんな無名雑草の気分で徒歩徒歩と歩くのでした。
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