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2008年08月30日●第 30 話
今日もマニマンはママーニと一緒に電車に乗って遠くに出かけました。美術館を3つ回る予定でしたが、時間が足らずにひとつはパスしました。せっかく入場券を持っていたのに、会期は明日までで、券は無駄になります。しゃくに触るので、美術館のある駅で下車して夕暮れの商店街を散歩しました。そして喫茶店でシュークリームとコーヒーを注文しました。マニマンとママーニは、半年ほど前に別の街で同じ系列の安い喫茶店に入ったことを思い出しました。※ ●マニマンの思い出すっ記 1 30数年前、マニマンはママーニとデートした時に、ママーニの家のある最寄り駅を下りた商店街の、とある喫茶店によく行きました。去年の夏、ひさしぶりにその商店街を歩いたマニマンとママーニは、昔と同じ形で喫茶店がまだ営業していることを知りました。マニマンは入ろうと思いましたが、ママーニは反対しました。喫珈琲店で休んで話すこともなく、それに家に帰ってコーヒーを飲めば安上がりだからです。
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