 ●当分の間、去年の空白日に投稿します。最新の投稿は右欄メニュー最上部「最新投稿を表示する」かここをクリックしてください。
|
|
2008年08月27日●第 27 話
散歩中、上を向いたり下を向いたりのマニマンは、自宅の前にあるのと全く同じ白い「上水」の文字を地面に見かけました。実は今月上旬、マニマンの家につながる水道管が破裂して、大変な量の水が地面から吹き出ました。すぐに役所から人がやって来て、1日がかりで修理をしてくれましたが、最後の仕上げに型紙を使って「上水」の文字が吹きつけられました。後日舗装を新たにするための目印ですが、まだそのままです。同じような水道管の破裂は毎日あちこちで生じているようで、そのために再舗装はなかなか手が回らないのでしょう。再舗装しなくても不つごうはないので、マニマンはずっとそのままでもいいように思いますが、それでは舗装する人は仕事がなくなって困ります。水道管は永遠に必要で、永遠に劣化し続けますから、永遠に水道の修理屋さんは必要です。その果てしない仕事を思えば、マニマンは水道屋さんにならなくてよかったと思います。栗の皮を引っくり返すような同じ仕事の繰り返しは退屈ですからね。でも、水道屋さんがいるために、ニンゲンの生活は便利でいられますから、マニマンは内心感謝するのでした。
|
|
|
|