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2008年08月17日●第 17 話
急に秋らしくなりました。マニマンの裏庭では蝉はもう鳴かず、チョンチョンと1匹の秋虫が物悲しげに音を立てています。マニマンは汗ばむこともなく、のんびりと朝からTVで北京オリンピックを寝転んで見て過ごし、時に寝入りもしました。そして、数日散歩していないので、ムーギョ・モンガに買い物に行きました。小川沿いに芙蓉の最後の花が咲いています。毎朝10個ほどの桃色の花が咲き、夕方にはしぼみます。その場所は春には別の雑草が生えるのですが、夏には毎年芙蓉が育つのです。舗装された道路の端の土がとても少ない悪条件の場所を、植物はお互い扶養するように育つ時期を分け合って地面から浮揚して来るのです。マニマンは誰も注目しないその大きな芙蓉の株を見るのが好きです。夏らしく、静かに育つ様子に慰められるのです。やがてマニマンは大きな車道沿いにスミレの株が連なっている場所に差しかかり、数本の背丈の高い雑草が白いスミレの株に接して大きく育っているのを見かけました。すぐにその雑草を引き抜きました。放っておくと、来年はきっと小さなスミレは今年の春より少なくなっていると思うからです。
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