2008年08月16日●第　１６　話

昨日コマニは実家には戻らないと言ったので、夕方７時頃にマニマンはママーニと寮を出ました。そして電車から下りると、駅舎の上に丸い月が見えましたが、満月と言うにはほんの少し欠けていました。それで今日は満月ですが、曇り空で見えないなと思いながら、午後４時頃、マニマンはママーニと一緒にマミー・ママンの家に向かいました。バスに乗った瞬間、雨がパラパラと降って来ました。今夜は山肌に大の字や鳥居や妙法、舟の形に灯火が焚かれる日ですが、雨が強ければ中止です。でも、５時過ぎには雨は上がりました。それで６時頃からマミー・ママンを初め、マニマンの妹家族やお客さんなど、大勢の人がマニマンの妹宅の屋上に集まって食事を始めました。８時に大の字が点火されました。大の字の斜め右上に曇った満月が見えましたが、雲が多いため、すぐに隠れてしまいます。ところが、大の字の灯火が消えかかった頃、急に黒い雲はみんな去り、満月はおぼろながら見えるようになりました。マニマンは甥に携帯電話を最大ズームにして満月を撮影してもらい、マニマンのボロ・パッソのメール・アドレスに送信してもらいました。