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●囚われの白ウサギ
小メンバーで来日したDWEEZIL率いるZPZは無事2日間のコンサートを終えた。



●囚われの白ウサギ_d0053294_0243553.jpg筆者は東京まで行く資金的、時間的余裕がなかった。大阪公演がなかったのは残念だが、また機会はあるかもしれない。まず初日8日は、ライヴ終了後数時間経った深夜に石原さんから写真つきのメールが届いた。『昨年に比べると、ゲストもなく、演出上ちょっと地味でしたがメンバーが少なくなった分、ドゥイージルのギター・ソロが際立っていたのがとても好印象でした。観客は8割の入りという感じでした。昨年もそうでしたが、外人客が多く、声があちこちからかかって、海外でコンサートを観ている雰囲気もありました。……』といった内容で、8割というのが、何とも微妙ながら、まずは成功と呼べるべきものではなかったかと感じた。同日の演奏に関する感想は、9日に大平さんからやはり写真つきでメールが届いた。『ゲストいないのとライブ構成がシンプルな分個々のソロパフォーマンスが充実しライブの印象としてはかえって迫力出たような気がしました。かなり完成された演奏で満腹できました。演奏そのものは去年より私は良かったように思います。また音源が出るならば是非欲しいものです。ただTシャツやらグッズは大分はしょった感じで寂しかったですね。お話ししておられたようにドゥイージルはサービス精神旺盛というかかなりのサイン握手に応じてまして、私もサインもらってきて握手もしました。……』という内容で、去年の演奏を見た者はこの文章と、サインに応ずるDWEEZILの添付写真からかなり雰囲気は想像出来る。11日に梅村さんからは次のようなメールが届いた。『コンサートが終わって今はなんだか妙に少し寂しい気分です。直前にメンバーが減ってどうなるかとも思いましたが、6人なりの持ち味を出していてよかったです。レパートリーにも制約はあったでしょうが、ちゃんとセットリストを変えて、サ-ビス精神あふれる真面目な仕事振りでした。二日ともリハーサルがのびて、かなり開場が遅れたのですが、急ごしらえで、初演のナンバー(「アポストロフィー」、「マミー・アンセム」)を用意したみたいです。とりあえずは去年同様お客さんの雰囲気が良くて、なんとも和むコンサートでしたよ。二日めは女の子のお客さんが多くて終演後はみんなドウィーズルと写メを撮っていました。彼女たちきっかけは何だったんでしょうねえ。レパートリーはオーバーナイト、アポストロフィー、ロキシーの3作からの曲が中心で、二日間でこの3作の80%を演奏したと言えます。彼らとしても手堅い選曲だったといえますが、演奏にあわせて踊っている女の子を見てると、こんなキャッチ-な感じの方がいいのかなとも思います。ワン・サイズからの選曲が1曲もないところに、ドウィーズルの好みが伺えるような気も。バックステージには行けなかったのですが、ドウィーズルとは終演後に少しだけ話ました。おみやげとして、フライヤーのイラストをLPサイズに拡大して、実際にジャケットを作ったものをプレゼントしました。レコード盤もあのイラストでレ-ベルを作って、真ん中に貼りこんで中に入れました。全然関係ないレコードを使ったので(実はザッパのブート)レコードは聴かないでくれと言っておきましたが。「イマジナリー・ZPZ・ヴィニール・ディスク」って言って渡したら、ちょっと受けてました。……』
●囚われの白ウサギ_d0053294_0245794.jpg 妙にさびしい感じというのは、3月に入ってトーク・ショーの準備や参加者特典のデザインや印刷なそ、とても忙しく過ごしたこともあったからで、つまりはZPZの再来日公演に関係したからだ。筆者も対談後に何年かぶりに顔を見る、あるいは何人かに初面識をしたり、それに南部さんともまた会えてとても有意義な時間を過ごした。ザッパ・ファンで会えなかった人がいるが、またいつか機会があると思う。女性の存在が目立ったのは去年の大阪でも同じで、コンサート終了後、真っ先にステージ前に行って握手を求めたのは女性で、それをきっかけにみんなが同じ行為を始めた。そのため、状況はよく想像出来る。梅村さんが手わたしたという「フライヤーのイラスト」というのは、筆者と直枝さんとのディスク・ユニオンでの対談の際に配布されたCDジャケ・サイズ3つ折りに掲載された、DWEEZILがギターを演奏するマンガ風イラストで、それがいつかDWEEZILかZPZの新作アルバムなどに使用されないものかと思う。そのイラストはネットで調べると画像が出て来る。東京から戻った後、筆者は忙しいことを察して南部さんに連絡しなかったが、梅村さんのこのメールで一区切りがつき、早速お礼のメールを送った。すると次のような返事が来た。『先日はお疲れ様でした。又この様な機会を設けつつ、ZAPPA PLAYS ZAPPAのプロモーションに繋げて行きたいと思います。次回はぜひ若者との対談したいですね。2日目終了後、DWEEZILは梅村さん作のジャケットアートワークを大事そうに小脇に抱えていました。空港では「来年会おうね。」と言って帰って行きました。フジロックかなと薄ーく思ってます。またお会いしましょう!』 南部さんはZPZの空港への送り迎えやホテルの手配など、来日してからはびっしりと付きっ切りとなる。全く大変な仕事で、当然面倒なことも生じたりするそうだ。その内容を対談後に飲みながら耳にしたが、客入りが少ないゆえの赤字は他の黒字のライヴでどうにか埋め合わせが出来て、年度末はどうにか損得のない状態になるとのことだ。今回のZPZはDWEEZIL側が赤字になってもやって来たいという思いがあったが、それはある意味では南部さんの仕事と同じで、他の黒字で採算を取ろうという考えもあるからだろう。そして、やはり日本に来たいという思いが強かったに違いない。今回初めて6人編成になったのは、ZPZ人気の縮小からギャラが少なくなったことを思わせもするが、6人になったことでまたそれなりのよさもあったようで、これは新たな段階の始まりと思えばいい。対談でも言ったが、筆者はDWEEZILの最新アルバム『GO WITH WHAT YOU KNOW』を100回以上聴いたが、その後も聴き続け、特に8曲目のギター・ソロ曲「ALL ROADS LEAD TO INCA」は聴いていて涙は出そうになる瞬間がある。自作曲を披露するライヴも企画されればいいと思うが、DWEEZILの人気がもっと高まってからか。

●囚われの白ウサギ_d0053294_13353345.jpg  2008年04月07日●第 171 話

ウサギは1羽2羽と数えますが、鳥のようには鳴きません。そのため、猛獣に襲われてもおそらく悲鳴を上げることが出来ず、そのまま盲従します。それを思うとマニマンはいつも不思議で理不尽さを感じるのでした。

●囚われの白ウサギ_d0053294_14551151.jpg ●マニマンの思い出せっ記 8

●囚われの白ウサギ_d0053294_052675.jpg去年5月、とても天気のいい日、若冲煎餅を買ったすぐ後のことです。マニマンはマミー・ママンの家に向かって歩いていました。道半ばまで歩いた時、ふと気配を感じました。首をそっちに向けると、1羽の白いウサギがうす暗い木陰の下の檻に入ってマニマンを見つめていました。幼稚園で飼っているのです。園児たちのマスコットです。ウサギがニンゲンの子どもたちを毎日楽しませるのは悪くはないです。餌もたっぷりともらえますしね。でもウサギが本当に幸福かどうかはウサギに訊ねてみないことにはわかりません。でも、敵に襲われても悲鳴を上げないほど無口ですから、きっとそれは難しいでしょう。しばらくマニマンはウサギと対面しましたが、ウサギは何も語りかける様子はなく、きょとんとしていました。それで、マニマンは檻の外にいる自分が逆に囚われの身であるような気がしました。
by uuuzen | 2009-04-16 00:07 | ○お に お に っ 記 3
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