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●茶藝塔
色は冬の色だが、色の変わらない造花の味気なさを思えばそれもまたよい。昨日は昼頃から雨で、今日は朝からそうだが、雨もまたよしだ。



これがもっと寒ければ雪になるのだろうが、雪もまたよく、結局何でも受け入れる気分になっている心の状態はいい。運命を受け入れるというわけではないが、何事かが常に前方からやって来ることがすなわち生きていることであって、ある程度どうでもいいようなことは気に留めないことだ。これがどうでもいいことかどうかはまだあまり考えないことにしているが、去年から次期の自治会長役を頼まれていて、一昨日ついに喫茶店で直接膝を突き合わせての話し合いの場に出席した。10数の「町」があって、それを束ねての「自治会」で、その「自治会」がさらに10数集まって「区」になっている。もちろんその「区」が集まって京都市なのだが、高齢化もあって、なかなか町内のことに関して自発的にやりたいという人はなく、現在の自治会長も12年連続で務めている。他になる人がいないのだ。医者、あるいは会社の役職などに就く風格のある人は何人もいるが、そうした人は仕事に忙しく、とても自治会のことについて積極的に活動はしないし、また時間的にも無理な相談だ。自治会長になると最低でも月1回の自治会長が集まる会合があり、一方で自治会内の催しなどが季節ごとに待っているから、その時間の取られようは、本当は定年退職して暇を持てあましている人が最適に思うが、力仕事の必要もままあって、まだ働き盛りの人がいいというのだ。筆者はほとんど家にいるが、重いものを持ったためしがないので力は全くなし、それに暇そうに傍目には見えているが、実際はいくら時間があっても足りないほど忙しく、普通の人の倍は頭を使っていると思っている。この頭を使うことは肉体労働以上に疲れることでもあって、あるひとつの考えが解決しない間は夢にまでそのことが出て来る。そして、筆者は常にそういう考えごとを無数に抱えている。とても町内や自治会のことにかかずり合っている時間はない。だが、同じ人が12年も引き受けなければならないという異常な状態は充分同情出来る。
 筆者が次期を引き受けるとなると、次期の人を見つけられない限り、また同じくらいの長期を担当する羽目になるかもしれず、それがとても心配だ。また会合などで取られる時間が仕事にどのように差し障りがあるのか、それが推し量れない。昔のことだが、筆者の所属する自治会内の小学6年生のある男子が、筆者に向かって自慢気に、自分の父親は筆者のように暇な人間ではないと言ったことがある。その言葉の裏には、明らかに会社のポストで重要職に就いていることを自慢し、そういう大事な人物はつまらない町内の行事などに参加している暇はないのだという響きがあった。それはおそらくその父親が、町内関係のことでボランティアとして動く人々は暇があって好きでそれをやっていると、息子に何気なしに常日頃話していたからであろう。自治会は町費を徴収することで活動しているが、町費の支払いを断わる家も当然あり、現実的にはすべての家庭が自治会で把握はされていない。わが自治会は日本でも最も有名な部類に入る旅館街を抱え、また景勝の地でもあるので、ホテルやセカンドハウスとしての高級マンションがあったりするが、そういうところは全体で町費1軒分、しかも町内や自治会の行事には一切不参加の姿勢だ。そのため、住民は増えても町内や自治会を他人事と考える人が増えている。町費を払うかどうかは自由であるので、この傾向は将来的に増加するだろうが、そうなれば地蔵盆や体育祭といったさまざま行事が実施出来なくなるだろう。それもまた時代の趨勢かもしれないが、若者がほとんどいなくなっている地方都市ではそのあたりの事情はどうなっているかと思う。聞くところによると、他の自治会では次期会長をくじで決めたり順番に回したりもしているそうだが、それは各自治区で決めることで、わが自治区も将来的には同じようになる可能性もある。それは会長が決めることであって、会長になればかなりの部分を改革し、また新たに何かを起こすことも出来るそうだ。もちろん人口が減少しているので、そういった新しい何かを積極的にしようと提案する場合は稀であろうが、会長が変われば考えが変わるから、自治会の活性化にはいい。だが、毎年会長が変わるというのも、職務が他人事となってかえってまずいだろう。誰しも前方からやって来ることには何でも対峙しなければならないのが人生だが、ややこしい時代に筆者が自治会長になって、職務をきちんと処理出来るのか、またつまらない人間関係に巻き込まれてよけいな苦しみを抱えることにはならないかなど、何も得ることはないだろうと消極的な思念が湧いて来る。この結果については4月になって書く。

●茶藝塔_d0053294_13353345.jpg  2008年01月30日●第 103 話

●茶藝塔_d0053294_10153680.jpgマニマンの散歩コースは買い物コースとほとんど重なっています。そのため、マニマンは近所の家の前庭がまるで自分の庭のように思え、いつどこにどんな花が咲くかを知っています。そんな花咲く家の1軒に、とても気持ちのよく手入れがされた庭があります。その前で立ち止まると怪しまれるので、通りがかりに毎回ちらりちらりと見る程度ですが、最近はとてもきれいに咲いていた臙脂色の派手な色の鶏頭がありました。風変わりな塔のような花穂は大きくて倒れやすいため、支柱を真横に立て、花穂の下をひもで結んであります。その鶏頭は毎日少しずつ色褪せ、マニマンは少しずつさびしくなりました。そしてついに頭を地に向け、赤い色は完全に消えました。米寿のめでたいおばあさんと言うよりも、まるで病気持ちの老婆のようです。でも、花穂の大きさは同じですから、何となく貫禄はあります。マニマンはそれを「チャゲイトウ(茶藝塔)」と名づけました。「貫禄」は鶏頭の持って生まれた芸当ですからね。来年また同じ場所に咲くかどうかわかりませんが、マニマンの家のアジサイのように、ぜひとも同じ場所で見たいものです。
by uuuzen | 2009-01-19 10:15 | ○お に お に っ 記 3
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