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2007年12月07日●第 49 話
徒歩徒歩と数キロの道を歩きましたが、それは普段運動不足のため、ちょうどいい機会と思ったからです。それに、マニマンにはひとつ確認したいことがありました。それは電車で帰っては見ることが出来ない商店街の中にあるのです。『おにおにっ記3』を始める1か月ほど前、マニマンのパソコン画面が壊れ、しばらく難儀しましたが、その間に何度か従妹の家に自転車で走り、世話になりました。その途中、商店街にあるスーパーの前に数十鉢の懸崖菊がまだひとつも花を咲かせずに、ずらりと3段並んでいる様子を見かけました。どれもスーパーのお客さんのものらしく、ひとつずつに名札がついていました。マニマンは初めて知りましたが、鉢が並ぶ棚を背後から見ると、鉢はみな少し傾けられていたのです。それから2か月少し経って、きっと菊は満開で、見事な鉢の整列が見られると考えて足を早めました。焦るほどにスーパーが遠く感じられ、しかもあったはずの場所に真新しいほかの建物があると勘違いもしました。ようやくそのスーパーの前に来ましたが、棚も鉢もなく、そこは駐車場に戻っていました。マニマンはまた落胆しました。
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