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2007年08月13日●第 193 話
昨日マニマンはコマニ、ママーニと一緒にマミー・ママンに会いに行きました。お盆休みに入っていましたから、道路は空いていました。それに昨日までの猛暑に比べて、どこか小さな小さな小さな秋が顔を覗かせているようで、風がありました。そのため、空はとても青く、少ない雲も吹き飛ばされているように見えました。空高く大きな風が吹いているのです。マニマンは何となく清々しく、またさびしいような気持ちになりました。マミー・ママンは相変わらず元気いっぱいでした。そしてマニマンが小さかった頃の話をし、コマニに笑顔で語りかけ、ママーニにはたくさんのお土産を持たせるのでした。老人になるのは、青空に吹く風のような大きな存在になることです。マニマンはマミー・ママンに会うたびにそう思います。マニマンもいつかそんな存在になれるでしょうか。なりたいものですが、誰でも老人になれるとは限りません。そのため、それだけでも老人は若い人より価値があるのです。そのことをマミー・ママンに訊ねたく思いますが、きっと大きく笑ってマニマンの心配を吹き飛ばすでしょう。
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