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2007年08月06日●第 186 話
炎天下なのにマニマンは出かける用事が出来ました。ついでにスーパーへ買い物にも行きます。暗闇で輝くマニマンは、ギンギンギラギラの太陽が照っている中を外出するにはかなりの勇気が必要なのです。それでも某氏に見えるように、大きなサングラスに大きな麦藁帽子をかぶって出かけました。カメラを持つか迷いましたが、荷物がありますし、帰りにはスーパーの買い物でまた塞がります。田中さんの田んぼ辺りに来た時、真っ青な空に入道雲がむくむくと出ていました。マニマンはしばらく立ち止まって見とれました。そしてカメラを持たなかったことを悔やみました。用事と買い物を済ませた後、入道雲はすっかり消えていました。暑くてたまらないマニマンはぼんやりと思いました。『水中にミルクを注ぐと入道雲みたいになるな。それを真横から撮って逆さにすれば入道雲と同じに見えるかな。入道雲も湧き始めが肝心で、時間が経つと拡散するな。』 諦め切れないマニマンは帰宅後、カメラを持って雲を写しに出ました。 目当ての入道雲は拡散していましたが、癪なので1枚だけ別の雲を写しましった。
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