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2007年08月03日●第 183 話
真夏です。涼しい朝からぐんぐん気温が上がります。正午過ぎには眩しくて景色を正視出来ません。そのためマニマンは裏庭に出ることもせず、オニビシを育てている火鉢の水の量を確認したくもありません。それでも5日に一度くらいは雑草を抜くためもあって庭に出ます。庭には今年は例年より蝶やトンボが多く飛んでいます。初めて耳にする鳥のさえずりもあります。でもいいことばかりではありません。もちろんモスキートのマミーもわくわくするような気持ちでいっぱい湧いて、日が暮れた瞬間あたりから、網戸のすぐ向こうに飛び交い始めます。去年マニマンは、そのマミー・モスキート相手に盛んに刺し対叩きの壮絶な戦いをしましたが、今年はその元気がありません。今日は網戸を開けた瞬間に2、3匹のモスキートが部屋に入って来て、しかもマニマンの仕事部屋にまで飛んで来ました。仕留めるために何度も柏手を打つのですが、全部空振りです。あきらめてそのままにしておくと、案の定マニマンは痒みを覚え始めました。でもモスキートもあまりの暑さに、心なしか元気がないように見えます。
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