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2007年07月28日●第 177 話
猛烈に暑い夏です。マニマンの部屋では温度計がマニマンの体温より上がっています。そんな中、マニマンは最も暑い正午から午後3時頃までは部屋にはなるべく行きません。1階の涼しいところで、毎日ではありませんがごろりと横になって昼寝をします。そして夜になればまた行動開始です。気温はそんなに下がっていませんが、我慢出来る範囲です。それにしても、毎年マニマンは真夏のうんざりする暑さが苦痛でたまらないのに、クーラーを取りつけず、またクーラーのある部屋に入りません。蒸し暑い気候もまた夏らしくていいではないかと、夕暮れになるとしみじみ思うのです。暑い昼間であったからこそ、夕暮れは心地よいですし、夜も魅力的なのです。それに秋になれば、涼しさが何とも心に染みます。人生は暑い時も寒い時もあってこそ、つまり落差があって味わい深いものです。もし、これがずっと同じ季節であればどうでしょう。マニマンはきっと退屈の世界に屈して鬱屈した気分になります。それで、今年も蒸し部屋をありがたいサウナと思って、猛暑を乗り切ろうと覚悟を決めるのでした。
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