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2007年07月17日●第 166 話
台風が去った後も雨天曇天です。何となく「すってんてん」の語呂を思い出し、マニマンは気晴らしに散歩しました。遠くのスーパーへ満願爺の唐がらし、いや甘がらし、いや唐甘しを買うためです。もうひとつの目的は、先日見かけた時計草の写真を撮るためです。残念ながら、花はみな散っていましたが、その前にいいことがありました。路上に直径1メートルほどのきれいな輪虹を見つけたのです。小さな頃、マニマンは雨の降った後の道にこの輪虹を見つけるのがとても楽しみでした。急に小学生に戻った気分になって心の中で叫びました。『ワッ! 輪虹だワーイゾーイ!』 地面に偶然出来たオイルの一滴の壮大な宇宙のようなそんな輪も、すぐに広がって崩れるか、乾燥して見えなくなるか、誰かが踏みつけて爆発したような形になるかですが、本物の空の虹が輪に閉じて完全な円形になることはまず見ることは出来ませんしね。マニマンは嬉しくなって、古いコマーシャル・ソングを思い出しました。 ♪輪っ、輪っ、輪っー、輪が三つ、輪っ、輪っ、輪っー、輪が三つ、三つ輪ー・サイダー!
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