おせっかい世界人のネバ・マニマンは、長い間キミドリ社を訪問してい魔せんが、た魔にデビルさんに化けてお邪魔し魔す。キミドリさんは焦茶色の体にキミドリ色のほっかむりをしてい魔すから、マニマンはキミドリさんのことを木の精だと思ってい魔すが、ほっかむりを取れば頭も焦茶色のはずです。そんなキミドリさんの親友はペングインです。ペングインさんは小さな頃にキミドリさんの体に巣を作って暮らしていて、ミキドリという別の名前だったのです。キミドリさんの心にはぽっかりとハート型の小さな穴が空いていて、それがミキドリさんの巣だったのです。ミキドリさんは親なし児で、穴から巣立った後、キミドリさんが面倒を見ることにし魔した。それが今ではペングインという鳥になったのです。なぜペングインという名前になったかと言えば、ペイン(痛み)をグンとキミドリさんから抜き取ってくれるからです。そのためキミドリさんのハート型の穴はちゃんと塞がって、今では見えなくなっているのです。それを知っているのは、た魔にデビルの姿でお邪魔するマニマンだけなのでした。 ● ● ● ●the special linking series - written by permission of KIMIDORI-SHA