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2007年07月06日●第 155 話
数日前、マニマンは大雨の中を歩き、前方のとある店の軒先テントの裏にツバメが潜って行くのを見かけました。テントの内側を見上げると、店内を照らすランプの上に巣があって、親鳥が雛に餌を与えていました。すぐ下はたくさんの人が通り、手を伸ばせば届く距離ですが、ツバメは平気です。ランプの上で暖かく、それに下からは眩しくて見えにくいことを知っているのでしょう。雨が強いので、親鳥は外へ出て行きません。マニマンはゆうゆうと写真を撮りました。その間、親鳥は「おやっ」という感じでマニマンをじっと観察していました。※ ●マニマンの思い出そっ記 9 マニマンとママーニは3月下旬にコマニの寮に行って掃除をしました。その時、マニマンは玄関の軒下にツバメの巣を見ました。マニマンはコマニに言いました。「もう少し暖かくなったら、ツバメがやって来るから、巣を取ったらあかんで。」 でも別の理由もあります。2年ほど前、マニマンがよく話をした自転車屋さんは、店の外壁を塗り替えるために長年あったツバメの巣を取り除きました。その数か月後に自転車屋さんは世を去りました。ツバメの巣はそっとしておくに限ります。
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