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2007年06月12日●第 131 話
ネットの奥は無限の情報世界が広がっているように見えます。マニマンは毎日パソコンに向かいますが、ネットのごく端っこで毎日ぶつぶつつぶやくように日記をつけています。それはネットの奥の奥の奥に隠れているのも同然で、ほとんど誰も探し出しも、また注目もしないでしょう。でも、そこにマニマンは生きているのです。マニマンはそれを毎日認識するためにも、また奥の奥の奥の思いを少しで吐き出そうとしながら、ネットの片隅でつぶつぶの文字を並べてぶつぶつつぶやくのです。※ ●マニマンの思い出そっ記 1 以前に書いたように、マニマンはコマニの卒業式にママーニと一緒に学校へ出かけました。曇り空の下、グラウンドのすぐ近くでコマニが校舎から出て来るのを待つ間、マニマンはラグビーの練習をぼんやり見つめました。そして、すぐ手前にあるボールよけの緑色のネットに視点を移したところ、ネットの奥にネットがあり、その奥にまたネットがあって、3重に見えることに気づきました。ネットの片隅で毎日ゆうゆうゆうぜんと六味感想恋態の思惑を綴るマニマンは、ネットの世界はやはり複雑だなと思いました。
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