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2007年06月11日●第 130 話
マニマンとママーニはよくコマニに電話します。コマニはそれを少しいやがっています。コマニは引越しして以来、実家に戻って来たことはありませんが、一昨日、コマニは車で帰って来ました。マニマンは仕事の用事のため、コマニの車に乗せてもらう必要があったのです。郵便でどうにかなったのですが、帰宅ついでに用事の手伝いをしてもらおうと考えたのです。そして昨日は久しぶりにコマニの車に乗って出かけました。用事を済ませた帰り、広々とした野原の中の1本道を走っていると、すぐ近くの水田の中に1羽の水鳥が立っているのが一瞬見えました。鴫です。実物を見るのは初めてですが、足とくちばしが長く、それに胴体もとてもスマートでかわいいと思いました。その後大きなスーパーに立ち寄り、家に戻って昼御飯を食べ、すぐにコマニはまた自分の住む寮に戻って行きました。帰りがけにコマニは、「あまりしょっちゅう電話せんといてや、困るマニ」と言いました。2時間後、コマニから無事帰ったとの電話がありました。そのさらに2時間後、マニマンとママーニはまたコマニに電話しました。
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