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2007年06月06日●第 125 話
マニマンはサルビアのような背丈の低い草花よりも見上げるような大きな木に咲く花が好きです。そして、桜や梅のような割合どこにでもある木ではなく、あまり見かけず、ぽつんと1本だけ立っている木が好きです。そんな代表は桐でしょう。桐は藤色の花をゴールデン・ウィークの間に咲かせます。マニマンの背よりうんと高いことろに花をつけるので、間近で観察出来ることはめったにありません。そのため地面にぱらぱらと落ちた花を拾ってその形をじっくり観察するマニマンです。そして、気にかけていたのですが、去年とは違って今年はついに見かけませんでした。昔はマニマンの家の近くに何本も立っていました。残念ながら、今は見かけません。ところが、先日ママーニと出かけた大きな公園で見かけました。遅咲きのためか、まだ花はほんの少し残っていましたが、あちこちキミドリ色の実がもう出来ていました。秋になると葉は全部落ちますが、その実だけは残り、そしてまた新しい枝が天を向いて生え始め、春先にはオレンジ色の蕾の殻をたくさんつけます。マニマンはその色も形も好きです。上の写真は昔マニマンが友禅染で染めた桐讃歌の屏風です。今はホテルのフロントに飾られています。
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