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2007年06月04日●第 123 話
最近、マニマンは「散歩マニマンの花日記」という副題がふさわしい内容ばかりを書いています。起伏に乏しいのは承知ですが、マニマンには別の話題を豊富に持ち出す時間や気持ちの余裕がないのです。つまり、起伏に乏しい日記ではあっても、実際の生活は全くその反対です。そんな苦悶にも似た何かをいつも抱えながら、マニマンは毎日徒歩徒歩と散歩をしています。それで、1か月ほど前のこと、道路際にピンク色のアマリリスが咲いていました。マニマンは何となくこの大きな、そして四方に向いて大声で放送しているような姿が好きで、その時も数メートルほど行き過ぎてからまた戻って、じっくりと観察しました。でも、「散歩マニマンの花日記」のネタですしね。その後2週間ほどしてまた別の場所で今度はオレンジ色のアマリリスを見つけましたが、やはり書きませんでした。それでつい先日、ミヨーナの家に自転車で行く途中、マニマンは水平に置かれた簾を突き抜けて咲いている赤いアマリリスを見かけました。その様子にマニマンのハートはハッと飛び出し、即座に書くことに決めました。
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