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2007年06月03日●第 122 話
マニマンはデジカメの記録カードにとても古い画像をいくつか保存しています。大半は用が済めば消すのですが、何となく愛着のある画像はそうする気になれないのです。そんな画像の1枚に、マミー・ママンがくれたハート型をしたオニオニブドウがあります。ハート型の曲線はとても温かいものを感じさせます。そのためハート型の物をつまむとその温かさを取り込めるような気がします。マニマンは長い間意識しませんでしたが、誰かからお土産にもらったキャンディーかチョコレートの缶のつまみが、金色のハート型をしていることに気づきました。そういった空き缶はほとんど捨ててしまうのですが、ママーニはその缶を気に入っているのか、何度かハッカ飴を買って来ては入れています。マニマンは毎日その飴を1個ずつ食べるのですが、蓋を開けるたびに改めてそのつまみがオニオニブドウそっくりなことに感心したのです。まるで茶色の地面から生え出た奇妙な植物のようにも見えます。そう言えば多肉植物の一種で、ハート型の石ころのような形をしたメセン(女仙)類にそっくりです。
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