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2007年05月14日●第 102 話
今日はバスに乗って出かける用事があり、マニマンはいつもより2時間も早く起きました。朝早く起きると昼間に眠くなることがよくありますし、夜はいつもより早く眠りにつきます。つじつまは合っているのです。バス停まで徒歩徒歩と30分の距離ですが、その途中、道路の真ん中に男物の片方の皮手袋が落ちていました。マニマンは何年か前にも同じことに遭遇しました。その時はその様子を写生しましたが、今日はスケッチブックを持たず、代わりに大きな亀のように重いデジカメラを持っていました。撮影しようとすると、背後から幼稚園のバスがやって来たので焦ってシャッターを押しました。マニマンは手袋に触りませんでした。マニマンの黒眼鏡のように、誰かが思い出して取りに来るかもしれません。でも、そのままでは車に何度も轢かれてしまうでしょう。そのため、道路際に移そうかとも思いましたが、やっぱりそのままにしておきました。そして、またバス停に向かっていると、別の幼稚園のバスが背後から来ました。たくさんの子どもの何人かがマニマンの方を振り返って見つめていました。
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