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2007年05月13日●第 101 話
3日前は激しい風と雨で、屋根が吹き飛ばされそうでした。窓を締めると、隙間から風の女神の呼び声が絶えず鳴り響きました。そんな激しい風雨でも、もっと上空では太陽は輝いています。物事はなかなかそういう風には思えないものですが、無理して考えると前向きの気分になれます。物事は何でも思いようなのです。ほんまにマニ!※ ●マニマンの思い出しっ記 9 今日は昨日の風が少し残っていましたが、晴天なので、マニマンは自転車に乗って遠くの用事に出かけました。帰り際、ふと思い出しました。随分以前のことになりますが、ある小さな店が閉店し、ずっとそのままになっています。店の出入り口前の上には雨除けのテントがありますが、古ぼけたままなので、小さな穴がたくさん空いています。夜にそこを通りがかって見上げても黒くてわかりませんが、昼間はテントの多くの穴から光が射し込み、それがまるで夜空の星に見えます。それをよく知っているマニマンは、いつもそこを通るたびに、立ち止まって見上げます。そして思うのです。『うすいテント1枚の上には輝く空がある。暗いことも実はごく些細だマニ!』
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