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2007年04月22日●第 80 話
花の少ない冬場の葉牡丹は目に楽しいものです。でも春になって大きく成長し、ニンゲンほどの背丈の茎が伸びて、その先端に黄色い菜の花のような花を咲かせます。その本物の牡丹とはかけ離れた姿を見るのは、だまされたようでとてもいやな気分です。そしてちょうどそんな時期に本物の牡丹が咲きます。マニマンは去年、花の中でも最も貫禄のあるこの花を裏庭で2株咲かせました。その後養分も与えて、今年の開花を待ちましたが、背の高い椿や合歓の木に光をさえぎられて、成長は芳しくありませんでした。葉は勢いよく伸びたのはいいのですが、花の蕾が見えません。昨日マニマンは散歩していて、とある家の庭先で見事な赤い牡丹の花を7、8個も咲かせる鉢植えを見ました。それに引き替え、マニマンの庭にあるものは、5月の連休になっても花をつける見込みは全くなさそうです。マニマンは葉ばかりのその牡丹を見て、背丈が伸びて花を咲かせた葉牡丹を見るようにいやな気分になります。このまままた養分を与え続けて、来年の春に花を咲かせるのかどうか、一度調べてみる必要を感じています。
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