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2007年04月10日●第 68 話
マニマンはここしばらく毎朝目覚めた時にウグイスの鳴き声を耳にします。少し以前は朝6時頃にウグイスが鳴き、その後にヒヨドリがけたたましく鳴きましたが、ヒヨドリはウグイスに遠慮したのか、さっぱり鳴き声は聞こえません。ウグイスが盛んに鳴いてくれるのはとても気分がよく、布団の中でまどろんでしまうマニマンですが、そんな時、心暖まる光景が思い浮かびます。今思い出したのは、先日の散歩で見かけたセグロセキレイの番いです。水辺に住む鳥で、マニマンの裏庭の小川でもよく飛んでいます。名前のとおり、背が黒いのですが、胸は白く、また尾が長くて目立ちます。たいていは1羽だけで行動しますが、大きな川べりを散歩した時、1羽が別の1羽にしつこく追いかけられている様子を見かけました。春は恋のシーズンですからね。雌と雄でしょう。追われる1羽は容易に追いつかれないように、一定の距離を置いては飛び跳ねて去ります。鳥の世界でも異性に気に入られるのは大変です。マニマンは追いかけも追われもせず、のんびり散歩を続けました。まだ満開の桜を見ながら。
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