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2007年03月23日●第 50 話
朝はいつもヒヨドリがけたたましく鳴き続け、それでマニマンは目覚めます。それにしても毎年聞こえていたウグイスや、それに名前のわからないとてもきれいな鳴き声の鳥も今年は全く登場してくれません。確実に地球環境が悪化しているようです。マニマンの小さな裏庭も毎年少しずつ変化して薔薇の木はすっかりなくなり、去年の秋は、30数年生き続けていた白花の沈丁花の9割以上が急に枯れました。根元から枝分かれしていたごく細い幹だけが生き残り、今はそれが沈んだ様子でわずか数の白い小さな花をつけているだけです。この沈丁花が枯れ始めたのは、去年夏のボウフラすくいの頃で、沈丁花の葉陰に蜂が小さな巣を作り続けることに気づいて葉を大きく間引き、しかもあまりにたくさん絡み合った枝を半分ほど切り落とした直後からです。つまり、オニビシを裏庭のバス・タブで育てようとしたことが原因です。今は蜂が巣を作れないほどにさびしく無残な枝ぶりとなりましたから、せっかくの花の香りもぐんと減り、庭に出てもほとんど感じません。これでは鳥も虫も喜んでやって来ません。
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