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2007年03月17日●第 44 話
謎々スマイルさんは遠くに住んでいます。マニマンは実際に会ったことはありませんが、4年ほど前に偶然に知り合い、手紙を何度かやり取りしています。昨日はハクモクレンとの出会いを書きましたが、今日もそんな偶然の出会いの話です。日暮れの逆光でどうにかハクモクレンを撮影した後、その花の白さを念頭に、マニマンは自転車でスーパーへ急ぎました。そして何気なしに謎々スマイルさんのことを思い出していると、道を少し間違えてしまいました。でも方向は同じで、どうせ知った場所に行く着くので心配ありません。初めて見る家並みを走っていると、マニマンは何か感じるものがあって、ふと右手を向きました。そこにはお地蔵さんの祠がふたつ並んでいて、ひとつは扉が少し開いていました。珍しいことです。誰かが中を掃除したのか、これからするつもりなのか、とにかく内部に3体並ぶ石のお地蔵さんは、扉の格子越しから眺めるのとは違ったオーラを放っていました。マニマンはまた自転車を停めて写真を撮りました。少し迷いましたが、『おにおにっ記』で紹介しようとの思いが勝ちました。
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