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2007年03月06日●第 33 話
♪あかりをつけましょ、ぼんぼりにー。 ローソクではぼんぼりが燃える恐れがあるので、今では小さな電球を使うでしょう。1か月と3日前の満月の夜にマニマンはママーニやミヨーナ夫婦と一緒に神社の節分祭に行きました。神社は暗い森の中にあり、その中にまた別の小さなお菓子の神様をまつる神社がありました。祠の奥は暗くてよく見えませんでしたが、両脇に小さな電球が入ったはずのぼんぼりが灯って、幽玄の雰囲気がありました。マニマンはクッキー・モンスターのマフラーをしていたので、マフラーの先祖でもあるかと思い、心の中で一礼をしてから写真を1枚撮りました。同じように暗くて小さな境内にはたくさんの人が並んで、寒さの中、熱いお茶とお菓子をもらっていました。マニマンもほしかったので行列に加わりました。お菓子はとても軽くて白く、満月の形をしていました。境内が暗いので後で写真を撮ろうと思い、ポケットに入れて持ち帰りましたが、残念なことに稲荷狐の仮面せんべいのようにとても割れやすく、こなごなに砕けていました。満月が消えたようで、さびしい思いをしました。
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