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2007年03月01日●第 28 話
うすあげに対してあつあげがあります。これはその昔々マニマンは豆腐屋の店先で作っているのを見たことがあります。豆腐を切って狐色になるまで油で揚げていたのでした。とても意外でしたが、うすあげも豆腐を切って揚げるとは、マニマンはその後長年も知りませんでした。あつあげは塊で、中に豆腐が詰まっていますが、うすあげは袋状になって中が空っぽであるため、もっと別の方法で作るものとばかり思っていたのです。で、話は稲荷カミナリずっしです。直方体の豆腐を切る時に、うすあげを四角く切るか、対角線で切って三角にするかで、稲荷カミナリずっしも四角か三角のどちらかに分かれます。おまけに中にずっしりと詰める御飯が、かやく御飯か白い御飯かでも分かれます。マニマンの好みは三角にかやく御飯、つまり五目めし入りが好みです。三角だと中央がふくれて狐の顔に見え、しかも中が火薬ですから、カミナリみたいに派手です。稲荷カミナリずっしの名前はそこに由来します。で、スーパーで売っているインスタント用のうすあげは、たいてい三角形ではないのが残念です。
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