2007年02月26日●第　２５　話

昨日の昼、マミー・ママンはミヨーナ夫婦の家に行くついでにマニマンの家に立ち寄りました。それでマニマンはママーニと一緒にミヨーナの家に行き、みんなで開店した回転ずっしりずっし店に出かけました。わいわいむしゃくしゃ、皿がさらさらと積み上げられて行きました。１０枚ずつ重ねるミヨーナを見ながら、マニマンは全部まとめれば天井まで届くかな思いましたが、それでは店の人が片づけるのに困ります。ミヨーナはマニマンに、「なすびずっし」がさっぱりしていて、最後に食べるのにちょうどいいと言いました。それが回って来るまでの間、マニマン独楽を回しているような孤独な気分になり、また夢想を始めました。回転ずっしもニンゲンも同時に回るのです。しかも回転方向はお互い逆で、どちらも猛スピードです。回転ずっしは米粒の粘着力のため、皿にどうにかくっついています。その限界を越えると遠心力で次々と吹き飛ばされますが、回転するニンゲンがどうにかうまく口を開けてキャッチせねばなりません。それがへたなヒトは顔中に米粒とネタが貼りついてまるでバラずっしになります。