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2007年02月12日●第 11 話
節分の話が続きます。3日の夜、神社にお参りした時、社務所の柱に紙製の鬼の仮面が3つぶら下げてありました。茶色と赤と緑で、茶色のものには目が4つあります。視力の弱いマニマンは見間違いかなと思い、目をこすりましたが、やはり4つ目です。それにこの4つ目鬼は格が最上のようで、下のふたつの仮面から見上げられています。それにこの神社の節分祭で暴れ回る鬼のうち、この4つ目のものだけが立派な白い装束を着て、ポスターの中心にひとり大きく描かれることからもわかります。4つ目鬼の仮面はほかの神社でも見ることが出来ますが、マニマンは今まで写真で知るだけでした。そのため、本物の4つ目の鬼仮面を見て『ほんマニ?』と驚きました。なぜならマニマンもめらめらと燃える4つ目で、鬼と鬼のオニオニのつもりですから。マニマンは自分の先祖が神社にいたようで少し嬉しくなりました。それにこの神社では普通のふたつ目の鬼は4つ目鬼によって追い払われるようです。つまり、4つ目鬼は神社の神様です。マニマンは思いました。『黒くてアグリな自分も神々しくなれるかマニ?』
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