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2007年02月07日●第 6 話
庭の合歓の木が大きくなり過ぎて、地面に植わる牡丹やそのほかの苗木に日が当たりません。マニマンは枝をいくらか切り取ることにしました。脚立に乗り、地面から2・5メートルほどの高さの木の股に立ちましたが、そこからまだ背伸びをしなければ切り取るべき枝に届きません。鋸でギコギコとやるのですが、木に痛みを与えるようで、芽吹く前の節分を迎えて早速作業をしたのでした。思い切って太い幹を切ればいいのでしょうが、それでは木が哀れです。全体の枝ぶりをあれこれと考えて、地面にそこそこ光が届きそうな状態になるまであちこちを切りました。切り取った枝は地面に降りてからさらに細かく切ります。ゴミ袋に入れる必要があるからです。かなりの量にマニマンは山へ芝刈りに行ったおじいさんになった気がしました。切った枝を庭で燃やすことが出来ればいいのですが、洗濯物に煙の臭いが移ったりして近所迷惑です。それに寒い冬ならまだしも、今年の異常過ぎる暖冬では焚き火はなおのこと似合いません。どっさりとある枯れ木の束を前にマニマンは処分に困るのでした。
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