2007年02月06日●第　５　話

昨夜のＴＶは、今年は１メートルほど雪が積もる地方でも全く降らず、ふきのとうがもう顔を出して収穫中だと言っていました。マニマンは１週間前にスーパーで買いました。形が大きなものと小さなものとでは３、４倍値段が違っていたので、小さいものを買いました。その方がかわいらしくて苦味が少ないようですし、また同じ大きさのパックにたくさんの数が詰っていたからです。マニマンが初めてふきのとうを買ったのは１０数年前のことです。食べ方を八百屋のおばさんに訊ねると、天ぷらにするか、おすましに刻んで入れるのがいいとのことで、どちらの方法でも食べましたが、その苦味は忘れられない乙なものでした。数年後、マニマンの家のお隣りさんの前庭にふきのとうが３つ４つ顔を出しているのを見かけました。他人のものですし、摘み取っては哀れなので、写生だけしました。マニマンはふきのとうの味だけでなく、独特のキミドリ色も好きです。２、３年に一度しか買いませんが、昨夜は天ぷらとすまし汁にして食べました。春の土の香りがほんのりとして、マニマンは春の精をもらった気がしました。