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●現代の裸の王様
山だより。今いちなタイトルだな。新・嵐山だより。これはその続編ということで以前に考えたカテゴリーだが、こうして毎日書いている「嵐山だより」の前半は、「新・嵐山だより」としてふさわしい内容でもあるから、このカテゴリーが終わるまで「新・嵐山だより」に投稿することはなさそうだ。



それにしても「嵐山だより」とは、何だかそのまんまで、本当に今いちだ。そのまんま東が今いちというのではないが、ひがしこくばる知事になって、えらい宮崎県の知名度が上がって、TVでは今はちょっとしたいい話題のひとつになっている。それにしてもTVはさっぱり面白い番組をやらないが、これは有料のBSを知らないからだろうか。世間ではとっくの昔にTVも金持ちとそうでない人とでは与えられる番組が違っている。BSを見るためには毎月3000円程度か、現在よりよぶんにNHKに支払うことになるが、その程度で金持ちも貧乏もないかもしれないが、筆者の家は電波が届かず、ケーブルTVなので、NHKに支払う分足すケーブルTV屋にも同額以上を払わねばならず、また工事にも出費の覚悟が必要で、そうしたことを考えるとつい面倒で、BSは諦めている。そのことはもう何度も書いたので、話題を変えるが、そのまんま東について思い出すのは、80年代の写真雑誌『写真時代』に出ていたことだ。ある若い女性を裸にして陰部を舐めている写真や、そのまんま東自身が裸で人相悪く突っ立ている写真が何枚か出ていた。アラーキーが撮影したのだったか、ともかくビートたけしの軍団員としてTVに登場するよりもっと前の話だ。今にして思えば宮崎から東京に出たばかりの頃かもしれない。そう言えば『写真時代』には、まだ健康な頃の赤塚不二夫も女性の大股開きした陰部にしゃぶりついている写真も出ていた。有名人にそんな写真が残っていることを考えると何だかおかしい。だが、芸能人の場合はそれも勲章のひとつか。シルベスタ・スタローンは売れない頃はポルノ男優だったというから、世界的有名になればそれも人間的とばかりにマイナス要因にはならないようだ。そんな『写真時代』はそうとう過激な雑誌と言ってよかったが、それからはいつの間には日本はポルノ解禁同然となって、そこらのコンビニで小中学生が簡単に手に取ることの出来る雑誌の方がもっとえげつない内容をしている。
 つい先日だが、ひょんなことで自分のブログから順にたどれるある人のブログを見ると、女性が自分の陰部を指で広げた様子を真正面から撮った写真がいきなり表示されているのにたじろいだ。書き手は女性のようだが、実際はわからない。あるいは本当に若い露出狂の女性かもしれない。別にどうでもいいのですぐに画面を切り変えたが、ネットは油断ならない。ちなみにその画面は誰でもこの画面から3回クリックすればアクセス出来る。『写真時代』は表紙が毎回若い女性タレントや歌手で、その大半は消えてしまった。今ずらりとそれらの写真を並べると、80年代に流行した若い女性の顔図鑑になる。そう言えば、このところ、TVに登場する若い女性はみな今ひとつピンと来ない。顔にも流行があるのだ。つまり、筆者はもう流行とは無縁の生活を送っている。最近は藤原紀香が話題を振り撒いたが、彼女について思い出すのは、紳助が司会をしていた関西の夜のTV番組でアシスタントをしていた頃だ。芸能人が何人かクイズに答え、正解者にちょっとした賞品のようなものを笑顔で持参して来るだけで、一言も喋らなかった。初めてTVに出演した頃だ。2、3回見てとても気になり、その番組を見るのが毎週楽しみになった。もう10数年前のことだ。それから何年かして東京に進出し、有名になったが、初めて見た頃は歯がもう少し細かく、また笑顔ながらどことなく陰があって、今よりもっと魅力があった。そう言えば、紳助に遭遇したこともある。どういうわけか紳助がわが家の近くにひとりで立っていた。そのすぐ近くにポストがあって、そこに手紙を出しに行った時で、紳助は誰かを待っていたのだ。周りには誰もおらず、筆者は紳助の1メートルと離れないところを歩き、ポストに手紙を入れ、また1メートル横を歩いて自宅に戻った。ただ、それだけのことで、顔は一瞬会ったが、知り合いでもないので知らぬ顔をした。当然紳助もそうであった。だが、顔の売れている芸能人はみんなから騒がれることに慣れているから、その時紳助はどう思ったことか。NHKのTV番組に、鶴瓶が地方へ行って行き当たりばったりに人と話すものがある。有名芸能人の顔が売れていることに乗っかった番組で、何だかいやな感じがしてまともに見たことはない。顔が売れて何千万、何億という収入があって、現代の王様は芸能人なのだろう。しかも裸の。

●2002年4月15日(月)午前 その2
●現代の裸の王様_d0053294_8215240.jpg昨日のことをまた書こう。よく行く画廊にぶらりと立ち寄ると、芳名帳の小テーブル上に各種美術展の招待券が2センチほどの高さに積んである。ここではごくたまに同じ光景に出くわす。ちょうど運がよかった。遠慮なしに10ばかりの展覧会のチケットをもらった。その中に名古屋のモネ展がある。今月の23日から5月末までの期間だ。実は先日Fさんへの手紙に、5月上旬に開催される名古屋骨董祭の案内ハガキを同封しておいた。別に意味があってのことではない。たまたま手紙を書く横にあったので、ふたつ折りにして同封したのだった。4月10日にFさんが書いた返事には「名古屋骨董祭にはこちらにお見えになるのですか? そうであれば是非一度お目にかかりたいと思います」とあった。京都でも骨董市はいっぱいあるので、行くつもりはないと書いたが、モネ展を見るついでに骨董祭もと考えれば、出かけてもよい気がしている。経費節約アンド・バス中読書のコースになるかもしれないが、骨董祭が開催されている5月上旬の確か3日間のいずれかの日ということになる。モネ展は珍しくはないが、今回は睡蓮の連作ばかりを集めたもので、東京で開催された後の巡回で、関西では開かれないと思う。どうも関西はそういった文化面での地盤沈下も目立つ。ところが昨日画廊で見つけたチラシの中に『東大寺のすべて』と題する、奈良国立博物館が今月20日から七夕まで開催する大仏開眼1250年の特別展覧会のものがあった。「Ultimate Todai-Ji」と英語のタイトルもついているが、こうした究極的な大規模展覧会は京都や奈良ならではのもので、関西の強みをよく示す。チラシは見開きの豪華な印刷で、「国宝 銅造 誕生釈迦仏立像」も写真が印刷されている。右手で天を指し、左は地に向けたあの唯我独尊の誕生仏だ。1年に最低1回は奈良には行くことにしているが、七夕近くになればこの展覧会を観に行くのもよいか。画廊でもらった他の展覧会は、滋賀や大阪、神戸など、全部行くとなるとスケジュールを合わせるのも骨が折れるが、かつて観たことのある「いわさきちひろ」や「谷内六郎」などは後回しにして、まだ観たことのないものを優先的に考えよう。出歩くことばかり考えているようで、春は落ち着かないが、もちろん仕事のことを忘れているわけではない。先月のことだが、来年の成人式で着る振り袖を作ってほしいという人があり、娘さんを連れてやって来た。いろいろキモノを着せてみるとオレンジ系の色が似合う。柄はお任せなのだが、こうしてまず地色が決めてから柄を考える。先方が考えている価格にもよるが、充分な仕事をするだけのものがもらえそうなので、仕事は出版社の大型カメラで撮影の対象になるような力の入ったものにすることになった。となると、こちらも気が抜けない。今までに作ったことのない新傾向の作品にしたいし、それはそれで考えるのにとても時間がかかる。それを片時も忘れずに何日も過ぎるが、おとといの朝、布団の中でうつらうつらしながらアイデアの閃きがあった。それをまだ小下絵に描いてはいないが、頭の中では完成品が目に見える。いい作品ができる予感がある。それが完成するのはこの調子ではおそらく七夕の頃であろう。振り袖は仕事が大変で2、3ヵ月を要する。つまりしんどいだけの仕事で、儲けは少ない。簡単な仕事の数をこなすのがもっとも利潤の上がる方法だが、そればかりをしていると手が荒れる。意識もだれる。それにそもそもそれだけたくさんの注文もない。というより名刺も作らず、看板も上げず、宣伝行為を何らしていないので、注文が来ること自体が不思議なことだ。これではまるで仕事をしたくないようだが、それも半分は正しい。それで友人からもらったり、中古品ばかり漁ることになる。
by uuuzen | 2007-07-11 08:22 | 〇嵐山だより+ザッパ新譜
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