2007年01月02日 ●第　１９９　話

今年はイノシシの年回りです。年頭の思いは、「猪突猛進」かつ「衝突もーしいひん」を念頭に、地道を地道に歩いて行くことです。それで元旦の昨日、マニマンはイノシシがたくさん並び走る図柄の新しいネクタイを締めてマミー・ママンに会いに行きました。飲んだり食べたり、にこやかにぎやかに過ごしました。今日はママーニの実家で飲んだり食べたりして、にぎにぎしく過ごしました。赤鬼のように酔っ払ったマニマンは、日づけが変わらないうちに帰宅して、ひとりで新年を祝うことを想像しました。長らく保管していたヒシムスメの封を開け、赤い盃で一口飲みます……。口の中にオニビシの精心がパアーッと広がります……。流れ落ちてたお腹でまたピンク色の炎を上げます……。本当はバイサオーのおいしい煎茶の一杯がほしいなあ……。意識を朦朧とさせながら、バイサオーが『駄骨』という名前がよいと言ってくれたことを思い出しました。その瞬間、またバイサオーの声が聞えた気がしました。『ふふ、あちこちで飲んだり食べたり、油を売ってばかりの「バイユオー」になるつもりなのかのお。』