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2006年12月24日 ●第 190 話
この1週間、マニマンは毎日近所やスーパーをうろつきながら一斗缶を探していました。先日はダンプ・トラックが停まっている資材置き場で2缶見かけましたが、人がおらず、訊ねられませんでした。ところが、マニマンは数日前にミヨーナ夫婦に何気なく話をしたところ、すぐに手配してくれて、食用油の入っていた真新しいものを持って来てくれました。思わぬクリスマス・プレゼントです。グルミン缶よりも大きいので、オニビシはより快適でしょう。それに油が入っていたものならば、植物にはよい油かす成分が土に混じってくれる気もします。早速マニマンは冷凍保存中のオニビシを取り出して一斗缶池に入れてやりました。まるで頭巾を被ったホームレスを、寒くて暗いクリスマスの夜に置き去りにした気分ですが、食べられるよりかはいいでしょう。発芽するかどうか、このまま雨が降り注ぐ庭の片隅に置いて冬を越させ、春を待つしかありません。またボウフラすくいを始める日を思うとぞっとしますが、それよりもオニビシの葉のロゼッタが大きく育つ姿を見たい思いの方が強いのです。
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