鼻炎になってしまいました。じっとしていても鼻水たらーり。鼻水でじっとり湿ったティッシュが山のように机に積まれて行きます。どこまでの高さになるかなと思いながらそのままにしています。
鼻水は透明なので、ティッシュ山は真っ白。1日では乾燥しませんが、2日でもまだ無理で、3日は待つ必要があります。一度使ったティッシュの再利用は常識外れです。でも自分の鼻水なので、まあいいかな。でも乾燥した塊はかなりこわばって解きほぐすのが難しく、そのままの状態で使わねばなりません。すると、鼻は痛みます。それを我慢しながら3、4回使うと、塊はますます小さく凝固して、乾燥した紙粘土になります。それを電気コンロ(ガスコンロでは駄目。火が大きくて火事になる恐れあり)で焦がすと、ちょうど餅を焼いたようないい匂いがします。その匂いを充分にかぐと、鼻炎はすぐに完治します。是真実之民間伝説也。bien sur!

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2006年12月22日 ●第 188 話
マニマンの庭にある倉庫の戸陰にはトカゲがいます。また、倉庫の中の本の森にはヤモリがいて糞をたくさんします。彼らにも風雨をしのぐ場所が必要ですし、倉庫を移動する場所もありません。ところで、トカゲもヤモリも尻尾が切れることがありますが、また元どおりになるかと言えばそうでもないです。その点、エッシャーの作品「偏平爬虫類」に描かれる水棲動物のプラナリアは、いくら切ってもそれぞれがまた元の形に成長し、何だか悪魔か神様みたいな生き物です。でもヤモリはプラナリアに似て、体は案外偏平です。そのためちょっとした隙間に隠れることが出来ます。そんなヤモリが窓ガラスを這って、夜にはマニマンの灯す明かりに集まって来る蛾を見事に捕らえます。マニマンは昔からそんな光景をよく眺めて来ましたが、ヤモリが空を飛んでモスキートをパックンパックンとやってくれるともっといいのにと思います。そんなモスキートが今日またマニマンの庭に飛んでいましたが、簡単につかまえられました。暖冬の予感があるのでまだ飛び交うでしょうが、もう確実に黄昏の季節を過ぎたのです。