2006年12月17日 ●第　１８３　話





昨日ママーニは３８度近い熱を出し、声がしわがれてしまいました。頭痛ならノーシンですが、マニマンはいい機会とばかりに早速カリン酒を薦めました。でもママーニは酒は一滴も飲めません。それでマニマンはシミの出来たマルメロ４個でジャムを作り始めました。

※

　● ママーニのつぶやっ記 ７ ＜１２月１６日＞

急に思い立ってマニマンは台所を占領してしもうたわ。わたしが仕事に行っている間にカリン・ジャム作る言うてるけど、いつも初めての実験みたいなもんやから、おいしいのんが出来たらまぐれ当たりや。どうせ作るんやったら、もっと前やってたらええのに、半分腐ってるもん使おうとするんやから、ほんまにいつもの「もったいない主義」は徹底してるわ。それも買うて来たもんやったらわかるけど、拾うて来たもんやしな。ほんまにマニマンはケチや。それに、忙しいはずやのに、なんでまた急にジャムなんか作るのんやろ。忙しい時に限ってそこから逃げるようにどうでもええことするやから。わたしの喉が痛いから、それにはカリンがええ言うけど、ほんまのところは、どうせたまたまマルメロのこと思い出したからや、きっと。