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2006年12月10日 ●第 176 話
人形店を出たマニマンは雨降る街道をさらに進みました。すると真正面に宝珠の形にくり抜いた窓が見えました。破風の上部の飾り窓で、マニマンはそんな立派なものを見たのは初めてです。思わず心の中で『マニ窓だマニ!』と、マニ言葉で叫びました。これは語尾に「マニ」をつけるのですが、「マニ(宝珠)」は通常「玉」と言いますから、その「玉」を句読点の「。」に見立てたところから思いついたのですマニ。で、マニマンはその「玉窓」のついた建物が何なのかと興味を抱き、玄関前に進み、「玉屋」という看板が目に入りましたマニ。『「料理旅館玉屋」? ふーむ、なかなか面白い名前だマニ。高そうだけれど、一度入りたいなマニ。玉のようなきれいな女の人がマニ料理なんか運んで来るのかなマニ。』 マニマンは帰宅してママーニにその料理旅館のことを話したところ、ママーニは何年か前に仕事仲間と一度食事をしたと言いましたマニ。マニマンはそのことを思い出しましたが、ママーニは当時マニ窓のことは言ってくれませんでしたマニ。たまたま見つけた玉窓に嬉しくなったマニマンでしたマニマニ。
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