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2006年12月09日 ●第 175 話
一昨日は雨でしたが、マニマンはバスを乗り継いで遠出しました。お気に入りの青いクッキー・モンスターのマフラーを首に巻き、傘をさしながら徒歩徒歩と古い街道を行くと、土人形を売っている店がありました。店内を覗くと、大きな棚があって、色鮮やかに塗られた人形がたくさん並び、赤鬼と青鬼の小さな仮面が目につきました。マニマンはお店の人に断って写真を撮りました。マニマンは遠い昔が蘇りました。マニマンが小学生だった頃、山根赤鬼青鬼という双子の兄弟マンガ家が月刊誌に連載していました。内容はあまり記憶にありませんが、名前はよく覚えています。また、いかにも古臭いと感じていた『ロボット三等兵』は絵をはっきりと覚えていますが、逆にマンガ家の名前は忘れました。山根赤鬼青鬼さんや『ロボット三等兵』のマンガ家は、子どもたちを喜ばそうと思って必死に描きました。なぜかと言えば、何十年経ってもマニマンはよく記憶しているからです。山根赤鬼青鬼さんたちは自分たちの仕事を誰かが覚えていてくれることを信じていたはずです。その思いは充分に達せられたのです。
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