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2006年11月09日 ●第 145 話
大村から届いたオニビシの葉には虫食い跡がいっぱいでした。後日届いた電子メールによって、無農薬で育てているためとわかりました。オニビシの柔らかくもない葉を食べる虫がいることは、実が硬い殻皮で覆われている理由を説明するかもしれません。それはいいとして、届いた葉のロゼッタを裏返すと、ロゼッタの中心の茎から小さなオニビシの赤ちゃんがひとつ育っていました。それは買った大きなオニビシのちょっとしたおまけで、マニマンは小さな春が来たように感じました。赤ちゃんでも角が2本はっきりと出ているので、立派な鬼に見えます。早速それをもぎとり、オニビシの葉と一緒に写真を撮りました。ところで、葉のロゼッタはすぐにハラハラと分解してしまいました。意外なことに、葉は簡単に茎から外れるのです。そして、押し葉にする間もなくすぐに乾燥して周囲がめくれ上がり、スペードの形ではなくなってしまいます。それがあまりにも早いので、マニマンはつくづくヒシが水生植物であることを実感し、バス・タブで育てたオニビシの葉が次々と外れて行った夏の日を思い出すのでした。
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