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2006年10月26日 ●第 131 話
マニマンはまたヒシおばさんに電話しました。ヒシのために必死になって、納豆のような気持ちで粘りに粘り、口からは唾が糸を引きました。「あー、赤い大きなやつですか。あれはおいしくないので誰も採らんとですよ。」 相変わらずです。九州の他県から予約した人たちが毎日自動車で受け取りに来るそうで、とても九州以外に売る分はないのです。いや、あるのですが、採り手がないのです。去年マニマンがふるさと小包で買ったオニビシは、郵便局員がマニマンの希望を聞き入れたため、ヒシおばさんはマニマンの分だけを別の池まで行って採ったもので、郵便局の顔を立てた特別の行為だったのです。マニマンはヒメビシでもかまわないと頼みましたが、郵便局が遠いため、持って行くのが面倒という返事しかもらえませんでした。今年はヒシの実りがよくて、来月中旬まで収穫出来ると聞きましたし、今日収穫した分もヒシおばさんの手元にどっさりとあるのですが、マニマンは結局買えないことを悟り、佐賀からの入手はあきらめました。ワッキャナイどーしよう? でも、早速行動に移ることにしました。
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