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2006年10月24日 ●第 129 話
マニマンはまたまたヒシおばさんに電話しました。「あー、赤い大きなやつですか。あれはおいしくないので誰も採らんとですよ。」 前と同じ話が繰り返されます。2、3日前には放送局関係の人に発送したとのことですが、てっきりそれがマニマンだと思われたようです。もう少し早めに電話すればよかったですが、25日と聞いていたので、1日早い今日にしたのですが……。ヒメビシとオニビシが同じ池にいると、やがてヒメビシは駆逐されます。ヒメがオニに食われる。つまり、赤ずきんちゃんとおおかみのようなものですが、オニビシの殻が赤いことだけは反対です。おいしいヒメビシと違って、オニビシは誰も採ろうとはしません。それにオニビシはヒメビシと反対方向の池に生育しているため、ひとりのヒシおばさんは、他人の目を気にして勝手に採りにくいのです。ヒシの実は今一番熟していて、収穫は今月いっぱいが限度です。11月になれば、実は池の底に落ち始めます。その寸前にニンゲンが木の盥に乗ってもぎとるのです。マニマンはヒシおばさんに断られているも同然なのに、また電話するつもりです。
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