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2006年10月08日 ●第 113 話
昨日は晴れたり曇ったりの変な天気でした。風が強くて青空の白い雲が猛スピードで吹き飛ばされていたかと思うと、すぐに曇ってパラパラと雨粒が落ちて来ました。退屈なマニマンはめったに歩かない裏手の古い街道を散歩しました。新しく建て変わっている家がぽつぽつあって、目印にしていた大きな泰山木のあった角家がなくなっています。そこを曲がると大きな通りにやがて出るのでしたが、狐の嫁入りのような雨が降った後でしたから、マニマンは狐につままれているような気分になりました。それでも足が距離を覚えていたので、自然と通りの角を曲がりました。すると、前方には別の見覚えのある建物がありました。ほっとしたマニマンは、よく行くスーパーに立ち寄って買い物を少ししました。オニオニブドウがあるかなと探しましたが、みんな丸い粒です。スーパーを出て家に向かいましたが、角を曲がったところではっとしました。目の前の曇った空に虹がかかっていたのです。とても大きくてきれいで、マニマンは内心叫びました。『オニオニッ! オニニジッ! 今は4時なので2倍のでっかさ! ワーイゾーイ!』
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