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2006年10月05日 ●第 110 話
1週間ほど前、マニマンはマミー・ママンの家に立ち寄りました。ひとしきり話をして帰る段になった時、マミー・ママンはブドウをくれました。マニマンは実をつぶさないようにして家に持って帰り、冷蔵庫にしまっておきました。それをふと思い出したマニマンは包みを開けました。濃い紫色のずしりとした大きな実がたくさんついています。『まるでウスウユ(宇宙牛乳)のおっぱいだ!』 醗酵が始っているのか、ワインのようないい香りがするわいんと思いました。鼻炎で鼻づまりのマニマンにもはっきりとわかります。よく見ると、ブドウの実はみんなハート型をしていることに気づきました。『オニオニブドウだ!』 マニマンは驚いて喜び、転んで頭をハート型に割りそうになりました。マミー・ママンはマニマンを驚かせるつもりだったのです。さすがマミー・ママンだと思いました。マニマンが面白がりそうなものをよく知っているのです。マニマンのマミーですからね。ハート型のブドウの粒なんて、めったにない出会いです。でも、すぐに商売する人が出て来て、一瞬で珍しいものではなくなってしまいます。
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