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2006年10月02日 ●第 107 話
最近マニマンは歩く夢をよく見ます。見知らぬ町や通りを歩くのが好きなので、夢にもそんな場所が出て来ます。さきほどマニマンは雨に濡れた裏庭を眺めていて、今朝の夢を思い出しました。何の目的か、ひとりで遠くに出かけていて、いつの間にかオンボロ自転車に乗っています。昼下がりになって、目的地が近いはずなのに、いくら焦っても見覚えのある場所には到達出来ません。それで道行く男性に訊ねました。「ここはどこですか?」「広島県ですよ。もう500メートル先は岡山です」 マニマンはぎょっとしました。朝から300キロ以上はやって来たからです。目的地はもっと近かったはずなのに、どこで方向を間違ったのでしょう。今から戻ると深夜を過ぎて明朝になります。その苦労を思うと、ほとほとトホホの気分になりました。でもマニマンは内心奇妙に感じています。『岡山の向こうは広島なのに、それが逆とは、いったいどこから出発したのか? これはきっと夢だワイ。目が覚めればいつもの庭を見ているに決まってるゾイ』 それでマニマンは自分の裏庭を眺めている最中にその夢を思い出したのでした。
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