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2006年09月09日 ●第 84 話
雨がよく降るためにバス・タブの水は澄んだままで、ボウフラの姿が丸見えです。それをマニマンはお玉で一網打尽で、1分もかかりません。でも、嬉しい大漁気分と言うより、背筋に冷たいものが走ります。ボウフラたちは金網のうえで体の周囲がまるでゼラチン質で覆われたようにつるりと照って、ちょうどジュンサイのような感じがします。マニマンはジュンサイは好物ですが、それは動きません。金網上でボウフラが10数匹も一斉にピクピク動くさまはとても気持ち悪いです。今朝マニマンは目覚めながらその光景を思い出して悪寒に震えました。つるつるピクピクのオニボウフラをすくってはすぐに地面に叩き落としますが、一時も早くその気味悪いうごめきを見たくないからです。ニンゲンに嫌われるものは、やはり小さい育ち盛りの頃から嫌われる雰囲気を持っています。ニンゲンはボウフラやモスキートを嫌うようにと、遺伝子レベルで嫌悪感が刻印されていると思えます。お玉上のボウフラを知ってからマニマンはまだジュンサイは食べていませんが、次にジュンサイを見た時にはボウフラに思えるかも。
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