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2006年08月31日 ●第 75 話
4日前、マニマンはある大きな植物園を訪れました。16年ぶり、2度目の訪問です。ヒシがひしと見られるかもしれないとの思いからです。でも池にはさまざまな蓮があるだけでした。近くの通路の1枚の金属製パネルには、水辺に咲く数種の植物のイラストが描かれていました。そこにはヒシもちゃんとあって、「ああ、やっぱり」と思いました。葉は水面に浮き、茎は水中を柱のように垂直に立てつつ、根はしっかりと水底の土の中に張っているのです。マニマンのバス・タブでは底に土はあってもわずか1、2センチの厚みです。これでは根を張れません。マニマンは考えました。植物園の人工池に弱ったオニビシを持って来てそっと入れてやろうかなと。そんな池はマニマンの小さな庭では不可能も不可能、夢も夢、おにおにの夢話です。それでもオニビシはすぐに見つかって捨てられるでしょう。何せオニですし、花はとても小さく、咲いた途端に枯れますから。マニマンの夢想は単なる夢想です。でもなぜ大きな植物園でヒシが育てられていないのでしょうか。ヒシは雑草同然なのでしょうか。
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