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2006年08月19日 ●第 64 話
マニマンは昔からヒシのことを知ってしました。でも実物を見たことがあるのは、水面に浮かぶ葉っぱだけでした。植物図鑑では実の大きさや形にいくつかの種類があることがわかります。マニマンが長年出会いたかったのは大きなオニビシです。出会いはいつも突然やって来ます。去年の今日、マニマンは岐阜へ初めて出かけ、長柄川沿いの小高い山のてっぺんに建つお城を訪れました。中は資料館で、ガラス・ケースにオニビシの実が10個ほど置いてありました。江戸時代に撒きビシとして使われたと説明があります。敵の足の裏に刺さるようにバラ撒いたのです。乾燥し切った焦茶色は艶が出ていかにも硬そうで、角がにょきにょき出た格好はまさにオニオニッです。スケッチブックを取り出し、しゃがみ込んで写生しました。その時からマニマンはオニビシを探し始めました。ネットで調べる日々が続き、収穫時期にようやく九州から買えたのです。でも岐阜で見たオニビシとは大きさは同じでも角の数が違います。岐阜のものは4、5本で、マニマンのはふたつです。ちょっと物足りないマニマンです。
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