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2006年08月02日 ●第 47 話
オニビシの生育が悪い理由を考えていたマニマンは、自然の池とバス・タブの違いに思い当たりました。池は地面に掘られたところにたくさんの水があって、炎天下でも内部はひんやりしています。それに周囲の壁や底が黒いので、中は比較的暗いです。ところがプラスティック製のバス・タブは、昼間は水温が上がって天国温泉のようになります。それに明るい水色は生物たちにはきっと眩しいはずです。このふたつのことがオニビシにとってはよくないのかもしれません。ボウフラが湧くことはあまり関係ないでしょう。きっとバス・タブがよくないのです。マニマンは最初水を張った小さな容器にオニビシを入れて冬越しさせました。芽吹きの季節がやって来た時、それを今度は高さ50、直径30センチほどの磁器の火鉢に移し変えました。するとみるみるうちに成長して葉を水面に浮かべるようになりました。ところがその火鉢ではいかにも口が狭くて水量も多くないので、やがてバス・タブに入れ直したのでした。また元の火鉢に戻すのも手ですが、そうなれば口が狭いため、ボウフラすくいは出来なくなります。
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